校長メッセージ


 

 「剛・創・和」~自ら考え 言葉にし 動く~

令和8年4月8日

 

 

長崎県立島原工業高等学校 第23代校長の嶋本芳久です。本年度で着任3年目を迎えました。 

 

本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。 

 

本校は昭和38年、「島原半島に工業高校を」という地域の強い思いを礎に創立され、64年目を迎えました。創立当初、生徒と教職員が力を合わせて学校整備や教育環境づくりに取り組んできた歩みは、「フロンティアスピリット(開拓者精神)」として今も本校の基盤に息づいています。機械システム科・電気電子科・建築技術科の3学科に284名の生徒が在籍し、校訓「剛・創・和」のもと日々学んでいます。11,700名を超える卒業生が地域・全国で活躍していることが本校の誇りであり、これまで本校を支えてくださった地域の皆さま、産業界の皆さまに、心より感謝申し上げます。 

 

今年度のキャッチフレーズは「自ら考え 言葉にし 動く」です。まじめにこつこつ取り組む本校生徒の良さを土台としながら、そこから一歩踏み込み、「なぜそうなるのか」と自ら問い、考えたことを言葉にし、その言葉をもとに行動へとつなげる力を育ててまいります。主体性・言語化・行動、この三つを一体のものとして育てていくことが、技術者としての成長だけでなく、簡単には答えの出ない問いを前にしても、立ち止まらずに動ける力になると考えています。 

 

本校の学びは、社会や人々が抱える課題を見つけ、ものづくりを通してその解決を目指す実践的なものです。学びで得た知識を実習を通して確かな技術として身につけるだけでなく、課題の本質を捉え、仲間と力を合わせ、相手を思いやりながら動く力を育むことを大切にしています。論理的に考える力、計算する力、発想する力をバランスよく伸ばすことが、将来の大きな飛躍につながると考えています。また、生成AIをはじめとする新しい技術についても、授業や実習の中で適切に取り入れながら、生徒の学びを広げる取組を着実に進めてまいります。 

 

地域との連携では、「はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト」を通じ、地元自治体や近隣の公立高校と協力しながら、生徒が地域の課題に向き合い、自らの言葉と行動で関わる経験を積んでいます。こうした活動を通して、生徒は地域の一員としての自覚を深め、将来、地域を支える人材として成長していくための大切な土台を築いています。 

 

ものづくりで育つのは、技術だけではありません。考える力、伝える力、そして仲間とともに動く力、その積み重ねが島原工業の学びです。この学校での三年間を通して、自ら考え、言葉にし、行動できる人間へと成長してほしいと願っています。その実現に向け、教職員一同、生徒一人ひとりの可能性を信じ、成長と夢の実現を全力で支えてまいります。 

長崎県立島原工業高等学校長
嶋本 芳久