Q&A

★ 学科について
Q:機械システム科ではどのような勉強をするのですか?
ものづくりの基本である図面の見方、強度計算、工作方法、車に関する勉強や手仕上げ(ドリルで穴あけしたり、ヤスリで削る等)、鋳造(溶かした金属を型に流し込んでものを作る)、溶接(金属と金属をくっつける)旋盤(金属を削る)などの加工技術に加えて、コンピュータ制御による先進的な加工技術についても学習します。また、自動化のためのロボットや工作機械の制御に必要な電子技術の基本を学習し、生産現場で求められているFA(ファクトリー・オートメーション)に対応できる技能の習得を目指しています。

Q:電気電子科ではどのような勉強をするのですか?
在学中に、第二種、第一種電気工事士の資格に全員合格することを目指しており、電気工事の技能はもちろん、発電からコンピュータ技術まで、電気技術者としての幅広い技術・知識の習得を目指しています。

Q:建築技術科ではどのような勉強をするのですか?
建築物の設計・施工技術、材料・構造・法規などを学び、さらに実習を通して建築現場における生産技術を習得します。また、コンピュータによる設計・製図を学び、時代に即した先端技術も学びます。

Q:パソコンが好きなのですが、工業高校がよいか、商業の情報科がよいですか。また、工業のコンピュータ関係ではどのようなことをするのですか。
商業の情報科はソフトウェアの勉強、工業の情報関係はソフトとハードの両方を勉強します。パソコンを使って事務的な処理をしたいのであれば商業高校を、コンピュータの仕組みやコンピュータを使って何かを生産することを学ぶのならば工業高校を薦めます。

★ 学校生活について
Q:入学までの費用はどれくらいかかりますか。
合格者説明会(教科書販売)、冬制服販売、入学式当日(各種諸納金)、夏制服販売と分けて徴収しています。 副教材や制服の関係で、学科と男女によって少し差がありますが、合計で14万くらいです。

Q:工業高校に、向いていない生徒はどのような生徒ですか。
工業では、実習などの作業を伴う授業(危険がともなう機械操作など)もあるため、人の話を聞かない、規範意識に欠け、コミュニケーション能力がない生徒は、困ります。

Q:工業高校では、全体の約半分が各学科の専門の授業だと聞きましたが、専門の授業は難しくないのでしょうか。
工業高校の専門科目は、将来の職業や資格取得にもつながるものなので、興味を持って取り組めると思います。また、各科目とも基礎的なことから学んでいくので大丈夫です。実習科目では、体験的に学習するのでとても楽しいという生徒がほとんどです。

Q:工業高校は女子の生徒が少ないと聞きましたが、女子ということで何か不利なことがありますか。
学科の学習、設備面ともに女子なので困ると言うことはありません。部活動は、団体競技は人数の関係で困難ですが、陸上や卓球など個人競技は入部可能です。また、マネージャーとして活躍している女子生徒もいます。

★ 進路について
Q:島原工業は、就職がいいと聞きましたが本当ですか。
昨年度は11月20日には学校紹介の就職内定率100%を達成しました。県下の高校で最も高い内定率です。

Q:女子の就職状況はどうですか。
就職に関しては、工業高校だから女子の就職が厳しいということはありません。女子の就職希望者は、毎年全員就職しています。

Q:工業高校では、長崎大学や佐賀大学への進学もできると聞きましたが本当ですか。
平成23年には機械科の生徒が長崎大学工学部に、建築科の生徒が佐賀大学工学部に進学しました。
平成24年は電気科の生徒が長崎大学工学部に進学しました。
国立大学などの進学希望者に対しては、英・数強化のための選択授業も行っています。

Q:工業高校では、国立高専への編入学ができると聞きましたが本当ですか。
平成23年には佐世保工業高等専門学校と福岡県大牟田市の有明工業高等専門学校の4年生に編入学しました。
平成26年には福岡県大牟田市の有明工業高等専門学校の4年生に編入学しました。

Q:工業高校では、公務員指導に力を入れていると聞きましたが本当ですか。
1年生の3学期から3年生の12月まで、朝補習を実施しています。ここ数年で東京都庁の建築職や機械職、島原の広域消防、国家公務員など様々な公務員に数多く合格しています。今年も警察希望の生徒が頑張っています。